2023/04/12 00:29
翡翠を使ったブレスレットを制作しました。
約31mmのつるんとしたタンブルの表側は、淡いオリーブグリーンの地に黄色~白の模様が入っています。
その柄の色に合わせた構成でまとめています。
これを制作するにあたってのイメージは、
ヨモギ色の濃い翡翠を入手した折に、ふっと浮かんだものが基になっています。
濃いめのグリーンの中に、黄色の小花が散りばめてあるような…
で、できたのが、こちら。

ヨモギ色感なくなってます笑 あれ?笑
センターのタンブルを見た時に、色は少し違うけれどイメージに合うような気がしました、黄色の柄もありますしね。
今回は、ヨモギ色は6mm玉と4mm玉だけ使っています。
グリーンは、色の合うパステルカラーの翡翠の丸玉と、ニュージェードのタンブルを使って、全体を構成しています。
ニュージェードはサーペンティンの一種で、このタイプは翡翠とよく合うなぁと思っています。ネフライトに似てますよね。
石を同じ箱に収納してるくらい私の中では同じカテゴリー^m^
蛇の名がつくサーペンティン(蛇紋岩)は、生命力や再生など力強く神秘的な意味合いを持っています。
蛇神信仰は世界中で見られるくらいですから、古くから人々はこの石に共通する何かを感じていたのかもしれませんね。
翡翠も同じく、古くから人々に大切にされてきた石です。
作品ページでご紹介している石の説明はこちらにも
↓
[ジェダイト(ジェイダイト);Jadeite]
和名は硬玉(こうぎょく)
鉱物名はヒスイ輝石(ひすいきせき)
本翡翠と呼ばれるのはこのジェダイトのことです。ジェダイトの結晶体は繊維状に絡み合い重なり合っている為、非常に割れにくい性質を持ち、衝撃についてはダイヤモンドにも勝ります。古くから世界中でお守りや宗教的な道具に使われてきたのは、その性質に不死や生命力を感じたのかも知れませんね。
またその粘り強さからか、成功や自己実現をサポートしてくれると言われています。
[ネフライト;Nephrite]
和名は軟玉(なんぎょく)
鉱物名は透緑閃石(とうりょくせんせき)=アクチノライト
中国では古代より王の石(玉)とし権力の象徴とされ、また五徳(仁・慎・勇・正・智)を高める石とされお守りにされてきました。
自然との繋がりを深め同調すると言われており直感力や思考力が増すことから、やすらぎと知恵を象徴する「哲学の石」と呼ばれています。
そして、
2016年に日本鉱物科学会により日本の国石に選ばれました。
え、結構、最近。
2022年には新潟県の県の石に選ばれました。
ぬぉ!つい最近ッ
ん?今、アツい石。みたい、だな。
もしかしたら、人々がこの石を必要だと感じ始めているのかもしれません。
この頃、なんとなくですが「自分のルーツを辿る」ことへ意識が向き始めているみたいですね。
もちろん、昔から人は「じぶんとはなんぞや」と自問自答する生き物ですが、
そこで答えがでなかった、新しい価値観を探る中でそんな意識になってきているのかなぁと思ったります。
翡翠は縄文時代にはすでに高級おしゃれアイテムで、魔除けや神事にも使うパワーストーンとしても使われていたようです。
また、縄文時代は争いのない平和で豊かな時代が長く続いたのだとか。
そんな時代を知る翡翠。
翡翠に聞けば、今の人が忘れてしまった大切なことが何かわかるかもしれない、ですね。笑
しゅるっと作品の話に戻ります。
そんな翡翠とサーペンティンに合わせたのは、黄色いハイパワーストーンたち。
イエローサファイア
ゴールドアゾゼオ・アゼツライト
ゴールデンダンビュライト
もうね、そっち系です。笑
っていうか、最初の小花のイメージはいづこへ~
あるとしたら、天上の花々だな。笑
蛇というよりちょっと龍のイメージがあったので、ぐっと意識を高い方へ向けてみました。
高貴な感じに合う、イエローサファイアを投入しました。丸玉はあまり見ないかと思います。
小さな4mm玉はイエローカルサイトです。脆い石質ではありますが、クォーツを入れるより上に抜けた感じにしたかったので選びました。
で、仕上げて撮影した時に気づきました。
この角度の写真。

白い柄のところ。
蛇さん?が振り向いてません?笑
珠を持ってるようにも見えるから、龍さん?
なーんて考えながら見ると楽しいです♪
作品ページはこちら
ご覧いただければ嬉しいです。
ちなみに下の写真はラベンダー翡翠を使った作品です。
Creemaにて出品中です。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
ではまた、ごきげんよう(^^)/
