2024/09/15 17:54
9月の誕生石、サファイアを使ったブレスレットを数点制作しました。
こちらは(ブルー)サファイアだけで構成した作品
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主役ではないですが、全体を繋ぐ役割をしている作品
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仲良くなじんじゃってる作品
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サファイアについて、
サファイアというと「青く美しい宝石」のイメージが一般的かと思いますが、
鉱物的にいうと、コランダムグループの中で真っ赤なものをルビーと呼び、それ以外をサファイアと呼んで区別されています。
多色の石ですので、青以外にピンク、グリーンや黄色のサファイアなんかもあります。
近年、コランダムを美しく見せる技術(グラスフィールド処理)がぐんとレベルアップしたため、
昔に比べると透明感のある美しいルビーやサファイアを比較的安価で楽しめるようになってきました。
確かに以前はなかなかお目にかかれなかった、透明感のある丸玉やタンブル形状のサファイアを見かけるようになりました。
この話の流れからいうと、
「そこで!今回は透明感のあるサファイアを使って制作しました♪」
と言いそうではありますが、言わないというスキル。笑
(せっかくですので過去作の画像を載せておきます)↓


今回は先にご覧の通り、ガサガサ感あふれるサファイアたちに焦点を当てています。
いえ、このワイルドさに焦点を当てる、というよりは、
この雰囲気なんです、フレンドリーなまあるい感じ、と言いますか。。
サファイアは石の組み合わせを選ぶタイプだと感じるのですが、これはそれが柔らかな気がします。
そう、マダガスカル産、なんです。またもや。
はぁ~、もう。。好き♡
何故か惹かれてしまうマダガスカル産の石。
ローズクォーツやアパタイトなど、
「あれ?いつもよりなんかかわいい感じがする石だな」と思うと
マダガスカル産と書かれていることがよくあります。
説明が難しいのですが、
ご機嫌さんでちょこんと座ってる感じ。
なんか、かわいいくて。。
マダガスカル。
ディズニー映画などでもご存じの方も多いかと思いますが、少し補足を。
マダガスカル島はアフリカ大陸の南東に位置しています。
距離的にはアフリカの影響が大きそうに思えますが、
地質にしても文化にしても、インド洋を隔てたインドネシア諸国とのつながりが深いそう。
動植物は多様で固有種が非常に多く、薬草が多いことでも有名だそうです。
鉱物も希少石をはじめ、多種産出されています。
世界的にみても神秘的でオリジナリティーあふれる稀有な場所。
そんな土地に眠る石たちを、日本という離れたところで感じられる幸せ♪
ただ、その石たちを手にしているということは、希少な生物たちが住む処を掘り起こして得たものということでもあります。
マダガスカルでは10年ほど前にサファイアの新しい鉱脈が見つかり、また宝石ラッシュが始まったという記事を見ました。
経済的な動きだけではなく、天候の不順や政治的な混乱もあり自然破壊が爆発的に進んでいる状況です。
石を扱うこと=環境破壊に加担する なのでは?
私事ですが、
これまでも複雑な思いでいました。
自然も動物も好き(何なら人よりも笑)
毎日、ベランダに鳥さんの水浴び用の溜め水を用意しているくらい、好き。
(時々水浴びしに来てくれる♪幸せ☆)
それと同じくらい、石も好き なのです。
日常として感じていたい存在たちです。
私が今すぐできることや自分の役割って何だろう、と考えると、
まず、そこに囚われるよりも違う方向に目を向けよう、と思いました。
そもそも、人は宝石に目がくらみ過ぎている。
石、なんです。
当たり前にクラリティで等級付けして価値を決めつけていますが、
石は石、なんです。
ただ人が勝手に石に価値をつけてもてはやし、あげくに振り回されている。
石自体を感じて愛おしむ気持ちに目を向ければ、価値観が変わっていくと思います。
脱ダイヤモンドをいずれしていくでしょう。
そういう意識に目を向けて、
世論という集合意識の中に今までとは違う価値観の流れがあるよう意図する、
そう思っています。
そんなこと?
と思われるかもしれませんが、
私は自分にできることの中で最大の有効な手段だと思っています。
でもまぁ、ゆるゆるとして見えますね(;^ω^)
そう言えば、ここ久しくWWFをチェックしてこなかったなぁ。。
動物にかかわる環境問題、と言えば、WWF!笑
早速、ホームページを見に行ってみると
なんと、ユキヒョウなどの個人サポーターシステム(里親制度)ができたみたい!
より身近に感じられるし、日本人の性格に合ってるかもしれないですね。
と、まずはPANDA SHOPを見に行こうっと。
長々とご覧下さりありがとうございました。
またどこかでお目にかかれたら嬉しいです♪
では、ごきげんよう(^^)/